樋口一磨のブログ

2011年12月 のアーカイブ

ようやく

銀杏が色付きましたね

秋を通り越して急に冬になり、今年はそのまま茶色くなって落ちてしまうかと思いましたが、きちんときれいに色付いてくれました


オフィス近くです。おじさんも喜んでます。

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35

歳になりました。

本当にたくさんの仲間にbirthday wishを頂いて感謝です。

独立したときも、本当にたくさんの方々に支えられていることを実感しました。

感謝感謝です。

一人では何もできません。

僕も皆さんのお役に立てるようにがんばりたいと思います。

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弁護士の仕事

震災後まもなく、企業の倒産案件をお受けしました。事情をお伺いすると、破産は止むを得ないと思え、社長さんも覚悟を決めておりましたので、Xデーを定めて申立ての準備をし、費用もお預かりしました。

ところが、ご本人は覚悟を決めていて、さらに迷惑をかけるだけだからとお断りしても、なぜかお取引さんが支援してくれて、Xデーを乗り越えました。

そして、同じことが何度も繰り返されます。また、不思議なことに従業員さんも誰一人やめません。

そうしているうちに会社はなんとか回る目処が立ち、破産の準備は一旦棚上げすることになりました。

倒産の話はよくありますが、これはとても珍しいことだと思います。きっと、長年の実績と信頼のなせる技なのだと思います。

ただ、こうして周りが助けてくれているのに、一度くじけた社長さんの士気はなかなか立ち直りません。

もっともなことです。
しかし、僕は、やはりこの社長さんには、まだ頑張ってもらう必要があると強く思いました。温かい取引先さんの恩義に応え、従業員とその家族を守る使命がまだあるのだと思いました。そして、社長さんも本心ではそう思っているはずだと感じました。

そして、僕の仕事は、この会社とその関係者を守るために、社長さんの心を救い、高めてあげることだと感じました。

人生の先輩に対してなにができるかわかりませんが、そんな思いの下、尊敬する稲盛和夫さんの言葉をご紹介したりしながら、一生懸命に気持ちを伝えています。

これは弁護士本来の仕事ではありません。下世話な話、弁護士としては破産を申立てたほうがずっと仕事になります。

でも、法律はあくまで手段。我々の目的はご縁のあった方に少しでも幸せになって頂くことです。

一人の弁護士としてできることは限られていますが、これからも同じ気持ちでクライアントに向き合おうと思います。

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