樋口一磨のブログ

3年ぶりシカゴ

シカゴには、ミシガン大学ロースクールを卒業後、2008年まで暮らしていました。セカンドホームシティという感じで、知人もたくさんいます。今回、World City Bar Leaders Conferenceという、世界のメジャー都市の弁護士会のリーダーが参加する会議があり、東京弁護士会の代表として参加させていただきました。(私はリーダーでもなんでもありませんが、国際委員会の副委員長ということで。)


建築家も注目するビル郡の中をシカゴ川が流れる綺麗な街。何度来てもなんだかほっとします。今回は3年ぶりですが、だいぶ新しいビルも建っていました。


これは一番新しいもので、ペンを刺したような形です!川添いに基礎を深〜く掘って建てたようです。


シカゴ弁護士会の会長ほか皆様と。東京弁護士会とは個別に友好協定も結んでいます。


「AIが法律実務に与えるインパクト」というセッションでパネリストを務め、日本の現状について解説しました。普段使わない単語が多かったので練習しました。ハイライトはIBMワトソンのカウンセルであるDonnaさんの最新鋭のプレゼン。


当時務めていたMasuda Funai法律事務所を訪ね、旧交を深めました。今でもお仕事をご一緒し、お世話になっています。


シカゴは本当にきれいな街です。派手さはありませんが、美術館も充実してますし、ジャズとブルースも楽しめますし、ディープディッシュピザなど名物もあります。日本人はスルーしてしまいがちですが、ぜひ!

ベルギー

いつのまにか1ヶ月前となり、次の海外出張が目前となってしまいましたが、、、国際若手法曹協会・AIJAの年次大会で、ブリュッセルに行ってまいりました。

昨年は、これを東京で企画し、大変ながら思い出深い夏を過ごしました。昨年からAIJAの日本代表を務めさせていただいている身として、日本人参加者の動員がひとつの役目でしたが、約600名の参加者のうち、15名ほど(それでも多い方なのです)を送り込むことができ、一安心です。


ベルギー・ブリュッセルといえば、、、チョコ(ゴディバ、ピエールマルコリーニなど、日本で人気者のほとんどはベルギーです)、フライドポテト(ベルギーが発祥らしいですが、フランスも自分だと主張しているみたいです)、ビール、ムール貝、小便小僧(あまり知られていませんが、小便少女もいます。あまり品がないので写真は控えます、、、)など、いろいろありますが、ランドマークはやはりグランプラスです。何度見ても荘厳です。


観光名所にもなっている歴史的なアーケードでのレセプション。こういうことができるのはヨーロッパならでは。


オフィシャルウェブサイトに、いい感じの写真をアップしていただいておりました。となりはシンガポール人です。


もう最終日にいってしまいますが、、、Gala dinnerでは、昨年に引き続き、トレードマークのサムライ(その前は忍者)です。地味な日本人を覚えてもらうには、これくらいのことが必要!  とはいっても、この若手中心の会以外では、勇気がでないのですが、、、


最後に、これも名物のワッフルです。ただ、これらはごってりしすぎで甘過ぎです、、シンプルなやつは美味しいです。

ベルギーは、EUやNATOの本拠地です。それには理由があり、独自の言語がないこと(公用語はオランダ語とフランス語で、ベルギー語というのはありません。隣の小国ルクセンブルクでもルクセンブルク語がありますが)、経済的に強過ぎないこと、などと言われています。その分、コスモポリタンで面白い場所です。

アムステルダム

気付いたら前の投稿が、あけましておめでとうでした、、、きっと忙しかったんですね、、、

久しぶりの投稿は、アムステルダムです。日本代表を仰せつかっているAIJA・国際若手法曹協会の国際貿易に関する年次大会のパネリストにお迎えいただき、交渉スタイルにおけるアジア文化の特徴についてお話させていただきました。


カジュアルなテーマだったので、気軽に楽しませていただきました。


アムステルダムといえは運河です。海抜がマイナスの部分が多いこの国では、治水をしないと国土の大半が水浸しになるそうです、、、


そんな地盤で、建物も古いので、あちこちの建物が普通に傾いてます、、、こちらは「ダンシングハウス」と言うそうですが、そこまで観光資源としてしまうのはすごいです。


そんな運河でクルーズです。顔が大きくてすみません、、、

オランダの国民食といえば、サンドイッチでしょうか。オランダのランチをご馳走する、というので楽しみにお腹を空かせていたら、サンドイッチだった、という話も聞きました。でも正直、飽きます、、、、

特徴があるところでは、パンケーキ。


甘いのはもちろん、しょっぱいのもあって、ピザに近いですが、ピザよりうどん粉ぽいです。

コロッケが自販機で買えるのも面白いです。


会場から撮った写真です。天気が悪かったらしく、残念ながらチューリップがまだあまり咲いていませんでした。こうして断片的に撮るといい感じなのですが。

ちなみに、チューリップはたぶん自分が一番好きな花です。スッとして姿勢がよく、カラフルで個性豊かでかわいいです。

と、帰国したらたくさん仕事が溜まってましたので、がんばります。

あけましておめでとうございます。

もう鏡開きも過ぎてしまいましたが、、、

昨年もたくさんの方々のお世話になり、有難い限りです。恩返しができるよう精進したいと思います。

さて、昨年末の特筆すべき出来事としては、久しぶりに生放送に登場したことでしょうか。


フジテレビ系列、とくダネ!です。北朝鮮の船員が北海道の漁協を荒らしている件につきコメントさせていただきました。

メデイアからは、海外のエポックメイキングな事件などがあると、よくご連絡いただき、電話などでコメントを提供させていただくことも多いのですが、情報番組の性質上、割愛されてしまうこともしばしばなのです、、、

でも今回はライブで、自宅までハイヤーが迎えに来てくれました(!)ので、ちゃんとオンエアしていただきました。


お弁当付きの待合室もご用意いただきました。ただ、その後に人間ドックでしたので、残念ながら食べられませんでした、、、
戌年を迎え、早速、香港への出張機会がありました。


、、、ずっと雨で寒かったです、、、


今回は、東京弁護士会の代表として、友好協定を結んでいる香港弁護士会(法廷弁護士であるバリスタと事務弁護士であるソリシタによる会が分かれています)にご招待いただき、法律年度の新年式に参加して参りました。

英国式ですので、裁判官やバリスタはウィッグを被っています。


副会長をアテンドさせていただき、他国法曹界のVIPと交流させていただきました。


たくさんおもてなしいただき、有り難かったですが、胃が疲れました、、、

本年もよろしくお願いいたします。

IBA Sydney

International Bar Association / 国際法曹協会の年次大会 in シドニーに参加してきました。

IBAには、日本に帰国後の2009年から自主的に参加しています。当初は独立もしておらず、シニアばかりの雰囲気に圧倒されていましたが、継続的に活動してきた甲斐あって、歩くと知り合いとすれ違います。

IBA年次大会の参加者は、例年5-6000人なのですが、今回はマジョリティである欧米人にとって大変なロングジャーニーとなるため、4000人程度とかなり少な目な印象でした。それでも十分に多いですが、、、


会場はダーリングハーバーに新しくできたカンファレンスセンター(奥に見える横長の建物)。ハーバー全体がIBA歓迎ムード。実際、弁護士がうじゃうじゃ。


オープニングセレモニーでプラジルの友人と再会。


AIJAのメンバー。ここでも仲良しです。


バルセロナの友人、Salvador。カタルーニャの本音を聞きました。

シドニーはハーバーの周りにイベント施設が集中していて、素晴らしい環境でネットワーキングできます。ここはオペラハウスを望むキャビン。絶好のロケーションです。


オペラハウスの中でもレセプション!  贅沢でした。


国際売買委員会のディナー。役員を務めており、昨年のワシントンDCは参加できなかったのですが、皆さん温かく迎えていただき嬉しいです。

さて、食べ物ですが、、、


カンガルーバーガーです!   カンガルーはオージーの生活にある意味密接で、食べるし、ナニコレ!と言うものまでお土産にして売っています。


シドニーロックオイスター!   私は普段はあまり牡蠣は食べませんが、今回は(無料だったので)たくさん食べました。

そして最後に、


郊外に行ったら目の前をタカタカと!

ウォーターシードラゴンという、法律で保護された種です。その名の通り、トカゲ風ですが、見事に泳ぎます!  こんな水陸両用のやつは、ガラパコスで見たガラパコスウミイグアナ以外、知りません (これは食べません。念のため)。 Wildlife万歳。

WCBLとUMAAJ

最近イベント続きです。

この2つには全く関連性がありませんが、連続していたので合わせてご紹介。

WCBLとは、(Conference of) World City Bar Leadersの略で、世界大都市弁護士大会といいます。東京弁護士会が発起人のひとつとして、約2年に一度、国ではなく、都市レベルの弁護士会の要人が集まって情報交換をするものです。今年は東京で開催され、国際委員会として企画してきました。


オープニングです。約17の都市から弁護士会の代表が集まりました。シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィア、バルセロナ、ミラノ、パリ、モントリオール、アムステルダム、フランクフルト、ブリュッセル、ワルシャワ、ロンドン、香港、台北、北京。


各都市から弁護士会の運営などについて最新の報告がなされます。


東京を楽しんでいただくための企画も。お決まりの浅草寺です。夜は屋形船に。


ミラノの弁護士が財布をなくしたとのことで、警察に付いていきました。結局見つかりませんでしたが、時間が余ったので二人で飲んで仲良くなりました。


クロージングです。美味しいものも召し上がっていただきました。
と、話は変わって、私が修士号を取得した米国ミシガン大学の日本同窓会(University of Michigan Alumni Association Japan / UMAAJ)です。ビジネススクール、私の出たロースクールなどスクール毎の同窓会もありますが、こちらは全体会です。


今年は大学にとって設立200周年(!!!)という年で、現地アナーバーではいろいろなセレモニーが催されています。今回、日本でもパーティを企画しました。


私は6年ほど前から副会長(=裏方)を拝命していましたが、長らく貢献されたJennifer会長が一線を退かれ(お疲れ様でした!)、今年から共同代表を務めさせていただいています。


100人の方にお集まりいただき、盛り上がりました。記念Tシャツを作ったり、準備は大変でしたが、楽しかったです。卒業生みんなに愛される素晴らしい大学です。

AIJA東京大会

AIJA/国際若手法曹協会の年次大会が東京で行われ、日本代表、組織委員会のメンバーとして忙しい一週間を過ごしました。欧州をベースとするAIJAとして、アジアで年次大会を開催するのは55回目を迎える今回がほぼ初めてで、約2年前から手探りで準備をしてきました。テーマはAI。先進的なセッションが揃いました。


組織委員会やAIJAオフィスによるキックオフランチ。プロモーションTシャツは私がデザインしました。


参加者は約60ヶ国から約500名が集いました。初日はSpeed Datingといって、婚活パーティーのようにこんな感じで並び、4分おきに入れ替わってたくさんの人と顔見知りになります。


VIPのためのレセプション。日弁連、東京三会の会長揃い踏みです。


AIJA名物のホスピタリティディナー。12名の仲間を居酒屋でおもてなしさせていただきました。


それに対し、皆さんから各国のギフト。スペイン、ドイツ、スイス、イタリア、イギリス、オランダ、フィンランド、ブラジル。いつもは渡す側ですが、いただくととても嬉しいです。


と、セッションの写真がないことに気付きました、、、というわけで、最後のガラディナー@八芳園に飛びます。ここでMCをさせていただきました。格好は、、、


サムライです。これまでは忍者やってましたが、アップグレードしました。


おかげで大人気でした!

日常業務との両立は大変で、会が終わってからオフィスに戻って明方まで仕事する毎日。寝不足ですが、たくさんの仲間からポジティブなコメントをもらい、報われました。よい経験をさせていただきました。

ラトヴィア

すでに2ヶ月近く前になってしまいましたが、、、ラトヴィアの首都、リガに小一週間、滞在しました。バルト三国の真ん中、三国では最大の都市です(でも国全体で人口200万程度とこじんまり)。初めて訪れるエリアで、想像がつきませんでしたが、自然が豊かでのんびりした素敵な国でした。治安も全く問題なしです。もっとも、街にはロシアやドイツの占領時代を思い起こさせる跡が残っています。


モスクワ経由でした。モスクワの空港、でかすぎですね。乗換の移動にバスで20分かかりました。


街並みはこんなです。メルヘンな感じはプラハに少し似てます。ずっと大人しいですが。


上から見るとこんなです。高いところがあると必ず登りたくなります。


今回は、AIJAという、国際若手法曹協会のHalf Year会議でした。今年度から日本の代表を務めさせていただいています。この夏は年次大会を東京で開催するので大変です。


というわけで、法被を着てプロモーションです。ちなみに法被は私がデザインしました。

とても綺麗なリゾート海岸でのレセプションです。手に持っているのは、ラトヴィア名物、バルサムズというリキュールのカクテルです。


さらに忍者でプロモーションです。海外で忍者は大人気なのです。プラスチックの刀でも盛り上がってくれます。


街にも出ましたが、忍び足で動きが早過ぎ、誰も気付かなかったようです(または見て見ぬフリ)。


リガは、ユーゲントシュティール(アールヌーボーのドイツ語)建築の数が欧州一だそうです。よく見ると街のあちこちに女性や草木をモチーフにした派手めの装飾が目立ちます。これは螺旋階段です。


ラトヴィアの料理は、これといった名物があるわけではないですが、魚介や野菜が豊富で、お腹に優しく個人的にはとても美味しかったです。特にビーツをよく食べます。これはラトヴィアの弁護士が作ってくれたビーツの冷製スープ。のっているのはディルと行者ニンニク。


街でこんな名前の店を見つけ、驚いていたら、なんと空港にもありました、、、結構メジャーらしい、、、反社チェックしたらどういう結果になるんでしょうか、、、

ムンバイ

先月、国際法曹協会(IBA)のアジア太平洋会議のため、ムンバイに行ってまいりました。ニューデリーには行ったことがありましたが、ムンバイは初めてです。


経済の中心であり、また島々を埋めたたて出来上がった海沿いの街は、まさに発展中の商業都市といったところで、インド特有の混沌さはさほど感じられませんでした。そして、コロニアル時代の建築物が随所に保存され、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。


会場のホテルが面するアラビア海です。市民の散歩コースであり、夜は「クイーンズ・ネックレス」と呼ばれる夜景に変わります。


海に突き出たイスラムのモスクです。ヒンドゥーや仏教が多いですが、宗教に関係なく、皆ここで寛ぐそうです。


ここはドビーガートといって、世界最大の洗濯場としてギネス認定されています。今でもムンバイ中の洗濯物がここに集まり、ほぼ手作業で洗濯され、縄に干され、間違えられることなく客に返されていくそうです。なお、カーストの名残りであり、アイロンは未だに炭のもので、それをかけていた少年の賃金は一枚一ルピーとのことでした、、、


当たり前ですが、インド人の多い会議でした。インド人は誰もが積極的すぎるくらい積極的です。会議の主催者は、友人のインド人弁護士、ラメッシュでした。本当におつかれさま。


そんなわけで、とてもたくさんのインド人と知り合いました。あ、右から2人目はバングラデシュの弁護士、サケブで、彼にもよく会います。


日本に興味があるというポーランド人とも仲良くなりました。見慣れないアルファベットゆえ、名前の発音に苦労します、、、


最後に、インドといえば、カレーですね。このターリーというスタイルが最も伝統的とのこと。美味しいのですが、辛くて汗が出ます。また、ナンは、日本のインド料理屋のようなふかふかのものではありませんでした。そして、何でもカレー味、、、

何はともあれ、充実した出張でした。

気付いたら2月

一年の締めくくりも、年明けの挨拶もままならぬまま、2月になってしまいました。時折、ブログを読んでくださっているという方にも出会い(゚o゚;; もう少しマメにならなければと思う次第です。

さて、前回以降の出来事を思い出します、、、


そういえば、テレ朝のモーニングショーにコメント提供させていただきました。いつものことながら、メディアのスピード感には驚かされます。


American Bar Associationの大会が東京で開催され、嬉しい出会いがありました。右のRameshは他の会でもよく会うインドの友人。となりのMonikaは、私がシカゴ時代にお世話になったMasuda Funaiのアソシエイトです。


慶應志木高校の同窓ゴルフ。当時の数学の龍田先生と。三角関数で挫折してました、、、


遂に40を迎えまして、同僚がお祝いしてくれました。不惑。もっとドッシリ構えないと。


事務所の忘年会です。来年は温泉にでも行きたいと思っています。


突然ですが、カピバラです。年始に家族で行った草津の熱帯園で仲良くなりました。こんなに寄り添ってくれてたまりません。動物好きです。


作家の西加奈子さんと、個展で。新作の内容についてご相談いただいたご縁で。こんな絵も描かれるのです。本当に想像力が豊かです。


地元、柏中学校の同窓会がありました。40歳、二度目の成人式という粋な計らい。25年の月日は想像以上に長く、わかるだろうと思っていた仲間の顔がお互いに全然わかりませんでした。これを機に懐かしい縁が復活しそうです。幹事の皆さんに心から感謝です。


最近、刊行した共著です。国際展開支援の章を日弁連の中小企業国際展開支援ワーキンググループの方と担当させていただきました。

と、いろいろと端折っておりますが、一応追いつきました。今更ですが、今年もよろしくお願いいたします。

来週はムンバイに行ってまいりますので、またご報告いたします。