樋口一磨のブログ

母校と政治と

私に母校がいくつかあり、それぞれ同窓会があります。

慶応の卒業生のつながりは秀でて強く、私もあちこちでお世話になっています。慶応の同窓会は三田会といいますが、三田会は世界各地にあり、デトロイト三田会、シカゴ三田会、帰国して我孫子三田会、そして法曹三田会と、とてもお世話になっています。

一橋の同窓会は如水会といいます。慶応ほどではないかもしれませんが、人数が多くない分、結束力は強いです。

そしてミシガン大学。国際レベルのほか、日本にもいくつか同窓会があり、ここ数年、全体会の副会長を務めさせて頂いております。

先日は、ミシガン大学日本同窓会のイベントで、アルムナイである国際政治学者の添谷芳秀教授をお招きし(たまたま慶応で教鞭を取られています)、”Japan as middle power”と題して講演をしていただきました。

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戦後の日本の外交と今置かれている状態について、敗戦国としての歴史、国連制度を前提に草案された平和憲法、そして冷戦下で締結された安保条約という軸から、とてもわかりやすくご説明くださいました。

そして、続く我孫子三田会の総会(60周年でした!)では、著名な政治記者の橋本五郎さんがご登壇くださりました。

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歴代の首相などとも親しかったご経験から、なぜ民主党政権はこのようになってしまったのか、これからの安倍政権はどうなるかなどについて、とても生々しく現実味の帯びたお話をいただきました。

政治は丁寧なプロセスが大事、との言葉に強い説得力をかんじました。