樋口一磨のブログ

2013年5月 のアーカイブ

ごちそう

一般的なビジネスの世界では、お客様を接待することが一般的と思います。

お客様とは、要するにお金をお支払い下さる方です。

その意味で、我々弁護士にとって、クライアントの皆様はまさにお客様であり、我々の方が、多くの弁護士の中から自分を選んでご依頼頂いていることに感謝する立場にあります。

しかし、日本ではまだ弁護士が特殊な職業と見られる節があるせいか、我々の方が美味しいものをご馳走頂いたり、お土産を頂くことが多いです。

本当にありがたく、申し訳ない気持ちになります。

感謝の気持ち、そして謙虚さを失わないよう、気を引き締めたいと思います。

と、唐突ですが、司法修習時代の写真が出てきました。

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髪がこんもりしていて、髭もなく、なんとなく顔が長いですね…
初心を忘れずがんばりたいと思います。
髭はたぶんこのままですが…

イスタンブール

オフィサーを務めさせて頂いている国際法曹協会、訴訟部会の年次会議でイスタンブールに行って参りました。昨年はニューヨークでした。

ボスポラス海峡を挟んで、アジアとヨーロッパ、キリスト教とイスラム社会の交わるこの街は、来てみるといかに歴史的な要所であったかを感じます。ギリシア正教の協会が上塗りされてモスクになっています。

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レセプションもボスポラス海峡にて開かれました。
参加者は100名程でしたが、アジア人はほんの一握りでした。
また貴重なネットワークができました。

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世界三大料理といわれるトルコ料理は、親しみやすく美味しかったです。有名なサバサンドも食べました!
そういうば、日本であんまりトルコレストランて見かけませんねぇ…
朝食も、スープやチーズなど、とても充実してました。

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東南アジアではよくあることですが、ここでも日本人と見るや、「日本人でしょ!コンニチワ!」とよく声をかけられます。
面倒なので無視していると、「社長!」「太郎!」などと言ってきます。さすがに太郎には反応してしまいました^^;

「ワタシハアヤシクアリマセン。マジメデス。」とか言うので、ますます怪しくなります。そして最後はやはり「カーペット、キョウミない?」

日本人は人が良すぎて、いいお客なんですね…

と、日本人でなくなればいいのだと思い立ち、日系アメリカ人のフリをしてみました。すると、I’m not good at Englishなどと言って去って行くようになりました! この手は使えます!

若手弁護士の世界進出

先日、フランスに本拠を置く国際若手法曹協会と日弁連が共催したセミナー「世界に拡がる若手弁護士の活躍の場」にて、モデレーターを務めさせて頂きました。
パネリストは、インド、ブラジル、ドイツからわざわざお越し頂きました。
前半は、各国において若手弁護士がどのようにキャリア形成しているか、後半は、各国における交渉スタイルの比較について議論が交わされました。挨拶のマナーや名刺の渡し方の特徴まで話が及び、私自身もとても楽しく進めることができました。

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月曜の午後であったにもかかわらず、100人を越える参加者にご参加頂きました。また、英語のセッションでしたが、多くの参加者が通訳に頼らずお聴きになっており、頼もしく感じました。

ちなみに、ブラジル人のレオポルドとは他の国際会議を通じて元々友人であり、今回はたまたま同じテーブルを囲むことになりました。彼は、少し前にも、彼が仕事で訪れたスイスの法律事務所で、これまた偶然に私のミシガン大学時代の友人弁護士と知り合い、私の話で盛り上がったそうです。
こうして世界がつながっていくことは、何ともいえない嬉しいものです。