友人が准教授を務める東京経済大学で、国際弁護士の仕事について講義させて頂きました。
五限という、学生にとっては眠い時間だったと思いますが、熱心に聴いてくれました。
ただ、秘密保持契約、代理店契約、合弁契約などの実務的な話を結構してしまったので、辛かったかもしれません…
司法試験を目指す学生はあまり多くない学校なのですが、その中でがんばって合格した方もいるようです。
エールを送りたいと思います。
日弁連の重要な年間行事の中に、弁護士業務改革シンポジウムがあります。
弁護士が社会的責任を果たすため、何ができるか、制度をどのように整備すべきか、といった議論を、丸一日かけて議論します。
18回目を迎える今年は、神戸のポートピアホテルでありました。
テーマごとに7つの分科会があり、私は中小企業の海外展開支援をテーマにした分科会にて、僭越ながらスピーチをさせていただきました。
この分科会は、日本を根底で支える中小企業の海外展開を、弁護士が法的観点からどのように支援していくべきか、という使命感から企画されました。
日本の弁護士は、語学の壁などがあり、まだまだこれに対応できておらず、特に地方ではそれが顕著です。
今回、私は、ドメスティックな環境から国際案件を中心に活動し、国際法律事務所を設立して一定の成果を挙げている特殊?な存在とご評価いただき、本当に僭越ながら、今日に至るまでの個人的な経験談を語らせていただいた次第です。諸先輩も多くいらっしゃる中で、自分の人生を語るというのは本当に恥ずかしかったです…
この分科会だけでも、登録者は280名程度になっていたようです。マスコミも来ていたようで…いやぁ本当に照れくさいですね…
羊頭狗肉とならないよう、もっとがんばろうと思いました。
アジアの弁護士を中心とする国際団体であるローエイジア(LAWASIA)の年次大会に、同僚の山崎弁護士とともに参加して参りました。
昨年はインドネシアのバリ、今年はシンガポールでした。
過去5年続けて参加している国際法曹協会(International Bar Association)の年次大会では、参加者が6000人と膨大であるのに比べ、ローエイジアでは300-400人程度と、ちょうど良い規模です。国際法曹協会などで懇意にさせて頂いている弁護士にも多数再会できました。
観光の目玉がマーライオンというのが淋しいですが、植物園や動物園などもよくできています。
足を延ばしてクアラルンプールにも行きました。
マラッカに王国ができてから、ポルトガル、オランダ、イギリス、そして戦時中に日本と、独立までに多様な統治を受けたこの国は、イスラム教を中心として、仏教、ヒンズー教、キリスト教などが共存していて、とても興味深いです。
…さすが王様、参りました…もう二度と結構でごさいます…(´Д` )
後で気付いたのですが、ホテルのエントランスに、「ドリアン持ち込み禁止」とありました…